【作例あり】富士フィルムXFシリーズのズームレンズを徹底比較! ~レンズレビューあり~
こんにちは!週末写真家マーケターのさとしです。
本記事では、FujifilmのXシリーズレンズの標準ズームレンズである「XF16-80mmF4 R OIS WR」、「XF16-55mmF2.8 R LM WR」、「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」、「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」のレビュー・特徴をご紹介します!
作例も踏まえながら、どのレンズがどんな方におすすめできるか解説していきますので、お付き合いください!
富士フィルム (Fujifilm) のズームレンズ群は?
Fujifilmは単焦点というイメージがあるかもしれませんが、ズームレンズも素晴らしい写りのものが揃っています!
まずは、FujifilmのXシリーズレンズの標準ズームレンズである「XF16-80mmF4 R OIS WR」、「XF16-55mmF2.8 R LM WR」、「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」、「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」のスペックを概説したいと思います!
XF16-80mmF4 | XF16-55mmF2.8 | XF18-55mmF2.8-4 | XF18-135mmF3.5-5.6 | |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥86,157 | ¥120,486 | ¥57,449 | ¥86,999 |
焦点距離 | 16-80mm | 16-55mm | 18-55mm | 18-135mm |
開放F値 | F4 | F2.8 | F2.8-4 | F3.5-5.6 |
重さ | 440g | 655g | 310g | 490g |
フィルター径 | 72mm | 77mm | 58mm | 67mm |
詳細なスペックは皆さん調べられていると思うので割愛しますが、必要な方はFUJIFILMのHPを御覧ください!
XF16-80mmF4など富士フィルム (Fujifilm) のズームレンズを徹底比較 ~作例あり~
それでは、早速「XF16-80mmF4 R OIS」とFujifilmで発売されているズームレンズ群の「XF16-55mmF2.8 R LM WR」、「XF18-55mmF2.8-4 R OIS」、「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」をそれぞれ特徴をレビューしながら比較していきたいと思います!
XF16-80mm f4 R OISの特徴は?
良く言えば圧倒的利便性でかゆいところに手が届くですが、悪く言えば器用貧乏になります。
焦点距離が16mm~80mmで広角から中望遠まで撮影できる利便性を持っています!しかも、6段分の手ぶれ補正機能を搭載していながらも、440gと比較的軽量かつ防塵防滴を備えているため機動性も抜群になります。
そして、写りも問題なく素晴らしいです。
これ一本で何でも出来てしまう。それがこのレンズの特徴だと思います。
こんな「XF16-80mm f4 R OIS」をおすすめ出来る人はこんな方かと思います!
- 旅行で一本のレンズだけ持っていきたい人
- ある程度軽くて写りのいいズームレンズをほしい人
- ズームレンズでマクロ撮影もこなしたい人
- XF18-55mmF2.8-4 R OISより望遠域でのボケが欲しい人
FUJIFILM 交換レンズ XF16-80mmF4 R OIS WR
- 発売日: 2019/09/26
- メディア: エレクトロニクス
ちなみにXF16-80mm f4を徹底レビューした記事もあわせて読んでいただければと思います!
XF16-55mmF2.8 R LM WRの特徴は?
圧倒的な描写力。XF16-55mmF2.8 R LM WRはこの一言につきます。
勿論、焦点距離が16mm~55mmで広角から中望遠まで撮影できるので、常の撮影なら特に困ることもない利便性も持ち合わせており、全焦点距離でF2.8を発揮できるのでポートレートも問題なく撮影できます!
一つ欠点を挙げるなら、手ぶれ補正機能がついていないことですね。そのため、このレンズを使用するならX-H1、X-T4と併用するのがおすすめです!
やっぱり手ぶれ補正機能はとても便利なので。。。
こんな「XF16-55mmF2.8 R LM WR」をおすすめ出来る人はこんな方かと思います!
- ズームレンズでポートレートを撮りたい人
- 単焦点を切り替えるのは面倒だが、ズームレンズでも写りを妥協したくない人
- 重さより写り優先する人
- 旅行で一本のレンズだけ持っていきたい人
- XF18-55mmF2.8-4 R OISより望遠域でボケが欲しい人
FUJIFILM 標準ズームレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: エレクトロニクス
ちなみにXF16-55mmF2.8を徹底レビューした記事もあわせて読んでいただければと思います!
XF18-55mmF2.8-4 R OISの特徴は?
焦点距離が18mm~55mmというズームレンズでりながら、310gという小型軽量で安価 (中古だと30,000円くらいから) という機動性の高いレンズです。
また、X-Tシリーズのキットレンズという立ち位置ですが、プロの方も愛用されているほど写りも十分でコスパ抜群なレンズです。
こんな「XF18-55mmF2.8-4 R OIS」をおすすめ出来る人はこんな方かと思います!
- 旅行で一本のレンズだけ持っていきたい人
- 軽さや携帯性を重視しつつも一定の写りが欲しい人
- ポートレートよりも風景をよく撮影する人
- 値段を抑えてとりあえず一本ズームレンズが欲しい人
FUJIFILM 標準ズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R OIS
- 発売日: 2012/11/17
- メディア: Camera
ちなみにXF18-55mmF2.8-4を徹底レビューした記事もあわせて読んでいただければと思います!
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRの特徴は?
焦点距離が18mm~135mmという高倍率ズームで広角から中望遠まで撮影できる圧倒的な利便性!手ぶれ補正も搭載しており、正直このレンズを一本持っていれば、撮影を完結できるほどの汎用性があるかと思います。
広角端が18mmなのが少し惜しいですが望遠端まが135mm、しかも防塵防滴のレンズのため旅行や山岳撮影にはぴったりかと思います。
欠点をしいて挙げるならば、レンズ重量が490gと思ったより重いこと、F値がF3.5-5.6とあまり明るくないことですね。
レンズ重量については、一日撮り歩いて疲れるとかはなかったですが、XF18-55mmF2.8-4に比べると少しずっしりくるなーという重さです。
F値については、ボケを使った風景やポートレートは撮れないと思っていただいていいかと思います。
こんな「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」をおすすめ出来る人はこんな方かと思います!
- 旅行で一本のレンズだけ持っていきたい人
- 山岳撮影を行いたい人
- ポートレートではなく風景をよく撮影する人
- 望遠端 (焦点距離 : 135mm) を使いたい人
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
- 発売日: 2014/07/05
- メディア: Camera
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Fujifilmは単焦点というイメージがあるかもしれませんが、ズームレンズも素晴らしい写りのものが揃っています!
僕はズームレンズの利便性に魅せられて単焦点からズームに鞍替えしたので、ズームレンズもぜひ選択肢に入れてもらえればと思います。
ズームレンズの素晴らしさについては以下の記事でもご紹介しているので、参考にしていただければと思います!
【作例あり】XF16-80mm f4を徹底レビュー ~素晴らしい写りと携帯性を両立!~
こんにちは!週末写真家マーケターのさとしです。
本記事では、FujifilmのXシリーズレンズの「XF16-80mm f4 R OIS WR」の評価・レビューをご紹介いたします!
作例も踏まえながら、各機能を徹底的にレビューしていくので、お付き合いください!
XF16-80mm f4 R OIS はどんなレンズ?
XF16-80mm f4 R LM OISは、昨年2019年に発売されたFUJIFILM XFシリーズのいわゆる小三元レンズと言われるF4通しのズームレンズで、大三元レンズと言われるフラグシップレンズXF16-55mm f2.8の軽量版・廉価版をイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
廉価版とは言いましたが、写りは素晴らしく、6段分の手ぶれ補正機能を搭載していながらも、440gと比較的軽量かつ防塵防滴を備えていることから、機動性と写りを両立した素晴らしいレンズです!
特に、手ぶれ補正機能のないX-Tシリーズをお持ちの方にはおすすめのレンズかと思います。
詳細なスペックは皆さん調べられていると思うので割愛しますが、必要な方はFUJIFILMのHPを御覧ください!
XF16-80mm f4を作例ありで徹底レビュー
それでは、早速XF16-80mm f4の特徴や素晴らしさをレビューしていきたいと思います。
一本で広角から中望遠までカバーする圧倒的な利便性
大三元レンズXF16-55mm f2.8などのズームレンズ全般に言えることですが、焦点距離16-80mmの5倍ズームレンズという圧倒的な利便性がまず第一かと思います!
焦点距離16mmを用いた広大な景色
焦点距離 55mm付近を用いて被写体を切り取った風景
焦点距離 80mmで圧縮効果を狙った風景
これらの写真素晴らしい写りですよね!こういった様々な表現が一本のズームレンズで実現できる利便性は素晴らしいです。
用途次第でポートレートにも使える
F4ではありますが、テレ端が80mmなので、使い方次第ではポートレートにも十分使用可能です!
例えば、ポートレート撮影時にわざと被写体からピントをズラして撮影することで、被写体の周りのボケ量を確保する技法などです!詳しくは別途記事にしようかなーと思っております。
勿論、単焦点レンズのボケ量には敵いませんが。。。
クリアで繊細な描写
素晴らしくクリアで繊細な描写をします。毛の一本一本まで綺麗に描ききってくれています。
テレマクロ的使い方ができる
最短撮影距離35cmで焦点距離がテレ端80mmのため、最短焦点距離で開放撮影を行うと、ボケも大きくなりテレマクロ風写真を撮影することが出来ます。
利便性の高いズームレンズは使用したいが、マクロ撮影が好きな方にはおすすめできるレンズです!
ちなみに、XF16-55mm f2.8だと最短撮影距離が40cmで焦点距離がテレ端55mmのため、マクロ風撮影は難しいです。。。
6段分ものレンズ内手ぶれ補正
レンズ内の手ぶれ補正6段分はとても素晴らしいです。
感覚値ですが、シャッタースピードが1/10くらいでも綺麗に止まる印象です。そのため、夕方・夜でも手持ちによる撮影が可能となるので、撮影の幅が大きく広がります!
やはり、手ぶれ補正は必須ですね!
比較的軽量、防塵防滴であり、ピントリングの操作感も良好
ここまで利便性が高いにも関わらず、440gと比較的軽量であり、防塵防滴も備わっています。そのため、常用レンズとして高い機動性を発揮してくれます。
そして、ピントリングは適度な抵抗感があり、個人的にとても好みです。 (このあたりは正直個人差があるかと思いますが。。。)
逆光にはそこまで強くない
逆光性能は使用に耐えうる性能で、可もなく不可もなくな印象かと思います。
ただ、他社の小三元レンズと比べると今ひとつな印象です。
XF16-80mm f4がおすすめな人、不向きな人
ここまで、XF16-80mm f4のメリットを紹介してきましたが、おすすめ出来る人と不向きだなーと思う人を簡単にまとめたいと思います!
- おすすめな人
- 旅行で使用するので機動性を求める人
- テレ端80mmを多用して圧縮効果を得たい人
- XF16-55mm f2.8は重すぎるが、XF18-55mm f2.8-4に不満を持っている人
- XF16-55mm f2.8は値段的に高すぎるが、フラッグシップ機レベルの画質が欲しい人
- 不向きな人
- ポートレートメインで使用する人
- 機動性より画質重視な人
- 単焦点くらいのボケ量が欲しい人
FUJIFILM 交換レンズ XF16-80mmF4 R OIS WR
- 発売日: 2019/09/26
- メディア: エレクトロニクス
まとめ
いかがでしたでしょうか?
XF16-80mm f4は素晴らしい携帯性と写りを両立したレンズです!そのため、旅行や携帯性を重視する方にはとてもおすすめできるレンズです。
また、XF16-55mm f2.8やXF18-55mm f2.8-4は、XF16-80mm f4のレンズを購入する際に比較の対象となるレンズかと思います。
この2つのレンズについては、以下記事でレビューをご紹介しているので、参考にしていただければと思います!
お付き合いありがとうございました!
URLパラメータとは?取得・付け方を解説【簡単にできる方法を紹介!】
こんにちは!お坊さんマーケターのさとしです。
本記事では、アクセス解析をより詳細に行うために、URLに付与するパラメータについて設定方法と計測方法についてご紹介いたします!
パラメータの設定は、アクセス解析をする上で重要な要素なので、設定すべきです。
Google Analyticsでの計測を前提にしているので、Google Analyticsの導入がまだの場合は先に導入いただくのがいいかと思います。
一応、Google Analyticsがなくても、URLパラメータの計測はできますが、本記事ではその方法については説明しておりません。。。
- URLパラメータとは?
- URLパラメータ取得のメリット
- URLパラメータの付け方・設定方法
- Google AnalyticsでのURLパラメータの一覧と設定ルール
- URLパラメータ付け方の例
- URLパラメータ設定の際は「Google Campaign URL Builder」を使いましょう!
- 取得したURLパラメータのGoogle Analyticsでの確認方法
- まとめ
URLパラメータとは?
パラメータとはこちらで設定可能な変数のことです。
URLに付けるとその情報がサーバーに送られます。それぞれに違う変数が割り当てられているので、それを識別出来るように設定しておくことで、ユーザーがどこから対象のwebページに訪問してきたかを計測することが出来るのです。
アクセス解析をする場合ツールにもよりますが、メルマガやアプリからの流入の場合、流入経路を判別することが出来ません。 (Google analyticsでは、「direct」となっていると思います。)
そうすると、詳細なユーザー分析が行えず様々な改善対策の機会を失ってしまうことになるのです。
(厳密には、アクセス解析以外に使用するパラメータもあるのですが、本記事では説明は省きます。)
URLパラメータ取得のメリット
パラメータのメリットは、サイトにアクセスしてきたユーザーが「どこから」、「どういう経路」を辿ってきたのか?を把握することが出来る点です。
- どのメディアから来たユーザーか把握できる (webブラウザ以外でも)
- 複数の広告やLPを出稿している場合、その区別をつけてアクセスを把握できる
どのメディアから来たユーザーか把握できる
現在webメールのセキュア化が進んでおり、この場合参照元を把握できません。また、アプリケーションでのリンククリックからのアクセスの場合も参照元なしになってしまいます。
しかし、パラメータをリンク先のURLに仕込んでおくことで、そのユーザーがどこから来たのか参照元を判別することが出来るのです。
複数の広告やLPを出稿している場合、その区別をつけてアクセスを把握できる
同じメディア、同一URLへの複数の広告を出稿している場合、どの広告からアクセスしたユーザーかは参照元でもURLでも判別することが出来ません。
例えば、Yahoo!のリスティング広告でA、Bという広告を出稿していた場合、その判別は出来ず、どちらのアクセスも「参照元 : yahoo、メディア : organic」のみ計測されます。
また、自然検索結果とリスティング広告が両方表示されている場合、どちらも「参照元 : yahoo、メディア : organic」と計測され、区別ができなくなってしまいます。
そのため、パラメータを設定することで、自然検索結果とリスティング広告を区別することもできますし、広告を区別してアクセス解析をすることが出来るようになるのです。
ただし、Googleのリスティング広告は、Google Analyticsと連携設定することで、自動的に判別出来るように追って計測してくれるので、パラメータ設定は不要です。
URLパラメータの付け方・設定方法
初めにも書きましたが、前提としてGoogle Analyticsで計測する場合のパラメータの付け方を説明していきます。
パラメータの付け方は簡単で、対象のURLの後に「?」をつけてパラメータを追記するだけです。
https://www.shinnchai.com?utm_source=example
Google AnalyticsでのURLパラメータの一覧と設定ルール
Google Analyticsで計測する場合、以下の必要なルールがあります。
- URLパラメータは「?」を使って末尾に設定すること
- 「?」を2回使わないこと
- 使用できるパラメータとその定義
URLパラメータは「?」を使って末尾に設定すること
先程も説明しましたが、URLパラメータは対象のURLの末尾に「?」をつけて設定してください。
例 | |
---|---|
間違っている例 | https://www.shinnchai.com?utm_source=facebook/entry/ |
正しい例 | https://www.shinnchai.com/entry?utm_source=facebook |
「?」を2回使わないこと
URLパラメータは最初の「?」のみ認識されるので、「?」は2回使わないようにしましょう。 複数のパラメータを設定する場合は「&」でつなぎましょう。
例 | |
---|---|
間違っている例 | https://www.shinnchai.com?utm_source=google?utm_medium=organic |
正しい例 | https://www.shinnchai.com?utm_source=google&utm_medium=organic |
使用できるパラメータとその定義
Google Analyticsで使用できるパラメータにはルールがありまるので、使用できるパラメータ一覧を以下に示します。
一番重要なことは、使用するパラメータと参照元/メディアの対応ルールを決めて、それを変えないことです。
パラメータはツール毎のルール以外は自由に設定できるものです。そのため、この付け方が正しいというより、一度決めたルールを変えないことが重要です。
その中で特に重要なのは、「utm_source、utm_medium」です。この2つは、定義に従って正しく設定してください。そうしないと、Google Analyticsは正しく計測してくれません。
パラメータ名 | 必要性 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
utm_source | 必要 | どの参照元 (メディア、サイト) からアクセスされたのかの名称 | google、yahoo、twitter、facebook、instagramなど |
utm_medium | 必要 | 媒体・メディアの種類の名称 | cpc、affiliate、email、displayなど |
utm_campaign | 必要 | 対象となるキャンペーンの名称 (広告などで設定したキャンペーン) | trial202005、wintersale2020、mailmag202004など任意の名前 |
utm_content | 任意 | 個々の広告ごとのユニークなID (広告出稿時に設定されていることが多いです。) | 1、a、1094など任意の文字列 |
utm_term | 任意 | 有料広告での検索キーワード、配信日など | car、job、20200401など |
パラメータ「utm_medium」は注意
utm_mediumはよく設定ミスが起こりやすいので注意してください。以下に例を掲載しておきます。
広告種別 | パラメータに設定する値 |
---|---|
検索連動型広告 | cpc |
ディスプレイ広告 | display |
SNS | social (SNSの有料広告を利用する場合、displayやcpcを利用する。) |
メール | |
アプリ | app |
オフライン広告 |
URLパラメータ付け方の例
よりパラメータを理解してもらうために、いくつか具体例を紹介します!
Yahoo!スポンサードサーチ (検索連動型広告) の付け方例
検索連動型広告は、utm_medium=cpcと設定することで、Yahooの自然検索結果からのアクセスと区別して計測できます。
例 | |
---|---|
パラメータ | ?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=任意の値 |
URL | https://www.shinnchai.com?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=wintersale2020 |
FacebookのURLパラメータ付け方例
facebookは通常アプリからのアクセスを判別することが出来ません。Google Analyticsでは「参照元 : direct」となっています。
しかし、URLパラメータを設定することで計測が可能となります。(通常のFacebookからのアクセスとFacebook有料広告のアクセスは区別した方がいいです。)
通常FacebookのURLパラメータ
例 | |
---|---|
パラメータ | ?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=任意の値 |
URL | https://www.shinnchai.com?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=profile |
Facebook有料広告のURLパラメータ
例 | |
---|---|
パラメータ | ?utm_source=facebook&utm_medium=display&utm_campaign=任意の値 |
URL | https://www.shinnchai.com?utm_source=facebook&utm_medium=display&utm_campaign=wintersale2020 |
メールマガジンのURLパラメータ付け方例
通常メールマガジンからのアクセスは判別することが出来ません。Google Analyticsでは「参照元 : direct」となっています。
しかし、URLパラメータを設定することで計測が可能となります。
例 | |
---|---|
パラメータ | ?utm_source=mailp(メールASPなど)&utm_medium=email&utm_campaign=任意の値 |
URL | https://www.shinnchai.com?utm_source=mailp&utm_medium=email&utm_campaign=wintersale2020 |
URLパラメータ設定の際は「Google Campaign URL Builder」を使いましょう!
URLパラメータの設定用ツールがGoogleより提供されているので、手動設定によるミスを防ぐためにも使った方がいいです。
リンク先は英語で記載されていますが、ページ全体をGoogle翻訳すれば上記画像のように表示され、十分に説明も記載してあるので、ここでの説明は省きます。
取得したURLパラメータのGoogle Analyticsでの確認方法
設定したURLパラメータは、Google Analyticsが自動的に判別して集計を行ってくれています。 そこで、主に「参照元/メディア、キャンペーン」を確認すると思いますので、それについて解説します。
「参照元/メディア」のGoogle Analyticsでの確認方法
「参照元/メディア」を確認する場合は、以下手順で確認が出来ます。
- Google Analytics画面の左側にあるメニューで「集客 > すべてのトラフィック > 参照元/メディア」をクリックする。
- 「参照元」の項目に「utm_source」で設定した値が反映されていることを確認する。
- 「メディア」の項目に「utm_medium」で設定した値が反映されていることを確認する。
これで、「参照元/メディア」の値でアクセスを区別して分析できるようになりました。
ただ一点、気をつけていただきたいのは、過去のデータは変更が出来ません!!
あくまでも、URLパラメータを設定した後に発生したアクセスしか計測が出来ないので、注意してください。
「キャンペーン」のGoogle Analyticsでの確認方法
「キャンペーン」を確認する場合は、以下手順で確認が出来ます。
- Google Analytics画面の左側にあるメニューで「集客 > キャンペーン > すべてのキャンペーン」をクリックする。
- 「utm_campaign」で設定したキャンペーンが表内に反映されていることを確認する。
こちらも「参照元/メディア」と同じく、URLパラメータを設定した後に発生したアクセスしか計測が出来ませんので注意してください。
まとめ
webマーケティングに欠かせないアクセス解析ですが、検索や有料広告、SNSやアプリ、オフラインではチラシなど、様々なメディアからのアクセスを正確に解析するためには、アクセス解析ツールを導入するだけでは十分ではありません。
URLパラメータを取得・設定して、正確なアクセスデータを取得し、詳細な解析をwebマーケティングの改善行動に活かしてください!
実際どのように改善に活かしていくのか?などについては、後日記事にしたいと思います!
お坊さんマーケターのさとしでした!
【SEO対策の方法】ブログ・メディアのコンテンツマーケ担当者がすべき5つのこと
こんにちは!お坊さんマーケターのさとしです。
この記事をご覧になられている方は、webメディアのコンテンツマーケティング担当者の方、ブログで記事を作成されている方だと思います。
しかし、「記事のSEO対策といっても何をすればいいのかわからない、記事を書く以外に結局何すればいいのかわからない」といった方が多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、webメディア・ブログのPV数アップに直結するコンテンツのSEO対策で基本となる5つのやるべきことをご紹介します!
少々長いですが、重要な対策のためぜひお付き合いください!
ターゲットを決める
コンテンツのSEO対策の第一歩はターゲットを明確に言語化することです。
コンテンツの内容や書き方、対策キーワードなどコンテンツの核となる部分になります。
ターゲットを具体的に、明確に設定することが、そのコンテンツの成功を左右すると言っても過言ではありません。
本記事はSEO対策の解説なので、ターゲットの設定 (ペルソナの設定) は別記事で解説しますが、 簡単に解説すると、メディアや個別のコンテンツの読み手として以下のような要素を具体的に設定しましょうということです。
- 地理的変数 (GeographicVariables)
- 国、地域、人口密度、都市化の進展度、気候、文化、宗教、政策など
- 人口動態変数 (DemographicVariables)
- 年齢、性別、国籍、職業、所得水準、学歴、家族構成など
- 心理的変数 (PsychographicVariables)
- ライフスタイル、社会的階層、価値観、購買動機、性格、好みなど
- 行動変数 (BehavioralVariables)
- 購買状況、購買プロセス、使用頻度、購買メリット、購買態度など
対策するキーワードを決める
対策するキーワードを決めるとは、「Google Chrome・Safariでどんなキーワードを検索した人に対して、コンテンツを表示したいか?」を決めるということです。
では、このキーワードを決める際の考え方と方法について解説していきます。
コンテンツの先にある目的を達成する人が検索しそうなキーワードを考える。
まず、基本的な対策キーワードの考え方は、「コンテンツを読んでもらうことの先にある目的 (自社サービスへのCVやお問い合わせ、アフィリエイトのClickなど) に、どんなキーワードを検索した人が到達しやすいか?」を考えるというものです。
例えば、洗濯機のアフィリエイトで稼いでいる場合、洗濯機を買いたいな〜と思っている人がどのようなキーワードを検索するのか?を考えます。すると、キーワードとしては以下が推測できると思います。
- 洗濯機 比較
- 洗濯機 口コミ
- 洗濯機 一人暮らし おすすめ
ただここで、「どうやってキーワードを洗い出せるのか?」、「どうやって洗い出したキーワードの中から対策キーワードを決めるのか?」と思われる方も多いかと思います。
そのキーワードの洗い出し方と対策キーワードの決め方は、主に以下ですが、それをこれより説明いたします!
- キーワードの洗い出し方
- 自社サービス、サイト内のコンテンツからキーワードを洗い出す
- 競合サイトのコンテンツ、設定キーワードを洗い出す
- 対策キーワードの決め方
- 検索ボリュームを確認する
- キーワード対策の難易度を確認する
またこちらは補足になりますが、検索キーワードの背景には検索した人の意図が隠れていることに気をつけていただきたいです。
以下4つの検索意図 (検索インテント) によく分類されますが、「対策するキーワードがどの意図を持っているのか?」、「その意図がコンテンツの目的や内容に沿っているのか?」を確認しながらキーワードを考えてみてください!より効果的なキーワードを対策することが出来るはずです。
- 知りたい (knowクエリ)
- 行きたい (goクエリ)
- やってみたい (doクエリ)
- 買いたい (buyクエリ)
自社サービス、サイト内のコンテンツからキーワードを洗い出す
まず、自社サービスやサイト内のコンテンツを確認してキーワードを洗い出しましょう。
自社サービスの内容や訴求ポイントなどを自社サイトで探してみると検索されうるキーワードがわかるかと思います。
自社サービスではなくアフィリエイトなどの場合は、アフィリエイト元のサービスのサイトを確認してみてください。
競合サイトのコンテンツ、設定キーワードを洗い出す
自社サービスやサイトを使って想定されるキーワードをある程度洗い出したら、競合サイトのコンテンツ・設定キーワードを確認してみましょう。
まず、自社サービスで洗い出したキーワードなどで検索して、有名な競合サービスやサイトを確認してください。そのサイト内にあるキーワードを検索キーワードとして洗い出していきます。
次に、競合サイトの設定キーワードを調査していきます。
競合サイトを開いた状態で「右クリック → 検証」を選択してください。以下画像のように画面右半分にそのページのHTMLのコードが表示されます。
この状態で「Ctrl + f」で以下を検索して、それぞれにどういうキーワードが設定されているか確認してみてください。 (
- title
- meta description
- meta keywords
- h1、h2、h3
これで競合の対策しているキーワードの傾向を確認することができます。
検索ボリュームを確認する
次に、これまで洗い出したキーワードのボリュームを確認します。
何故かと言うと、キーワードをいくら対策しても検索する人が少なかったらサイトへの流入は見込めないため、ある程度検索する人が多いキーワードを対策する必要があります。
一般的には、ボリュームが「1000~5000 / 月」くらいが目安と思ってください。ただし、マイナーな業界などは別なので、ケース・バイ・ケースですが。。。
検索ボリュームは、「Google キーワードプランナー」というツールを使用して調査します。こちらのツールは無料で使用できますが、GoogleアカウントとGoogle Adsへの登録が必要です。
※ Google Adsへの登録は必要ですが、広告を配信していなくてもキーワードプランナーは使用できます。
対策するキーワードの難易度
検索ボリュームが多いキーワードは、様々な競合がこぞって対策しようとするため、検索結果の上位表示が難しいです。
そのため、対象キーワードの対策難易度がどの程度なのかを調査して、対策キーワードを決定する必要があります。
各キーワードの対策難易度は以下無料ツール「Ubersuggest」を使用して調査するのがオススメです。
対象キーワードの「検索難易度のスコア、検索結果の上位10位と各サイトの被リンク数」などの情報を調べることができます。
以上の情報を総合して、目的に合わせた対策キーワードを決定します。
コンテンツを作成する
対策するキーワードが決定したら、コンテンツを作成していきます。コンテンツ作成の基本的な考え方とコンテンツ作成におけるSEO対策のポイントを説明していくので、参考にしてコンテンツを作成してみてください。
ユーザーの目的が達成されるようなコンテンツを作成する。
いいコンテンツとは、Googleも発表している通り「検索後に遷移したサイトにおいて、ユーザーの目的が達成されるコンテンツ」のことです。
そのため、対策したキーワードを検索するユーザーがどんな目的を持って検索しており、自分の作ったコンテンツでその目的が達成されるかどうか?を常に意識してください!
対策キーワードをページのタイトルに入れる
先程洗い出したキーワードの中で、主に対策したキーワード1〜3つほどをページのタイトルに入れましょう。
ここでのポイントとしては、以下を気をつけて実施してください! * ユーザーにクリックしたいと思ってもらうように、端的かつキャッチーにページ内容を表現する * 文字数は30文字程度に収める (長すぎると省略されるため) * 重要な文字は、【】や/を使用して強調する
対策キーワードをページのタイトルに入れる
先程洗い出したキーワードの中で、主に対策するキーワードに関連して検索されると思われる副次的なキーワードを使用して見出しを作成してください。
ここでのポイントとしては、以下を気をつけて実施してください! * 見出しはh1、h2、h3タグ・・・など複数ありますが、必ず数字の小さい順に使用する (h1タグはサイトに1つだけ使用し、タイトルと内容をあわせる) * 見出しでキーワードを対策はしますが、最も重要なことはユーザーが理解しやすい見出し構造なので常に意識する
ページ最初の200文字にページの概要を対策キーワードを記載する
ページの最初の200文字にページの概要と対策したいキーワードを記載してください。
ユーザーがページを開く前と後にそのページに「どのような内容が書かれているのか?、自分の目的が達成されそうか?」の判断材料となります。
特に近年、上記の判断がよりシビアになり、この説明が理解されなかったり、目的が達成されそうにない場合は、ページを離脱してしまうことが多くなっていますので注意してください。
また、このページの最初の200文字は、以下画像の赤枠のように検索結果に表示されることもありますので、それも加味して作成してください。
画像や動画はできるだけオリジナルのものを使用して、画像の説明を記載する。
画像や動画はできるだけオリジナルのものを使用して (必ずしもオリジナルではいけないということではない) 、その画像や動画の説明を記載してください。
画像や動画の説明を記載するのは、画像が読み込まれなかった際にその画像な何を説明するものか示すためです。
文字数よりユーザーの目的が解決できるかどうかを優先
近年の傾向では、文字数はSEOにあまり関係なくなってきていますので、文字数はあまり気にせずユーザーの目的が達成されるかどうかを意識してもらえればいいかと思います。
強いて言えば、2000~3000程度を目安にしてもらえればいいかと思います。
コンテンツページのリンク対策する
コンテンツを作成した次は、ページのリンク対策を行います。ページのリンク対策には、大きく「内部リンク、外部リンク」の2種類があるので、それぞれの対策のポイントを説明していきます。
内部リンクの対策
内部リンクとは、自サイトの別ページからの遷移できるリンクのことで、当該ページに自サイト内の別ページからどのくらい遷移できるかを表しています。
この内部リンクを増やすことで、検索ページからの流入だけでなく、自サイトの別ページに流入したユーザーからの当該ページへの流入を見込むことができ、かつ当該ページのSEO順位の向上も見込めるので、とても大切な対策になります。
対策の方法としては、「グローバルメニュー、パンくずリスト、サイドバー、フッターリンク、コンテンツ内の関連記事リンク」などが挙げられます。
外部リンクの対策
外部リンクとは、外部サイトから自サイトへのリンクが貼られることであり、自サイトやページが参考に値するコンテンツを持っているとGoogleから評価されます。
また、リンクが貼られる外部サイトが権威あるページであればあるほど、リンクを貼られた際のGoogleからの評価も上がるため、より権威あるページからの被リンクをもらう工夫をする必要があります。
基本的には、価値あるページを作成して外部サイトからリンクを貰えるのを待つことになると思いますが、「外部サイトにリンク掲載を依頼したり、外部サイトを取材した記事掲載をしてリンクを貼ってもらう」など対策を行うことも可能です。
定期的なモニタリングと改善
記事を作成して一通りの対策を行った後は基本的に放置になりますが、コンテンツの効果を定期的にモニタリングして改善することが重要になります。
そこで、モニタリングと改善について説明していきます。
コンテンツは作ったら終わりではなく、定期的なモニタリングと改善を行う
コンテンツは一度作って待つだけで上位表示されるのではなく、定期的なモニタリングをして改善を行うことで検索結果の順位が向上していきます。
ただ、SEO対策はリスティングやディスプレイ広告などと比較して効果が出るまで時間がかかるため (数週間〜数ヶ月)、それを加味して辛抱強く改善を続ける必要があります。
ページのPV数やCVR、対策キーワード毎の検索結果の順位をモニタリング
ページの改善には、ページのPV数、目標達成数、CVR (目標達成数/PV数) 、対策キーワード毎の検索結果の順位を最低限モニタリングする必要があります。
各数値のモニタリングには、「PV数やCVRにはGoogle Analytics、検索結果の順位にはGRC」が便利に使用できると思います。
順位やCVRなどに変化があれば原因を調査してリライト
定期モニタリングを実施していると、たびたび検索結果の順位やCVRに変化があると思います。
変化が見られた場合、原因を調査してコンテンツを改善してください。
3ヶ月経って検索結果の順位が100位以下なら大きく方向性を変える
コンテンツの投稿から3ヶ月以上経って対策キーワードの検索結果の順位が100位以下なら、現状のまま上位表示は難しいです。
そのため、コンテンツの内容や方向性を大きく転換するか、手放してしまいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
SEOは効果が出るのに時間がかかりますが、コストをかけずに継続的に流入を見込める方法なので、しっかりと知識を身に着けてきちんとした対策を行ってください!
初心者の方が身につけるなら、まずこの本を読んでみてください。体系的にまとまっており、SEOに必要な考え方や知識が身につきます。
Amazonで詳細を見る他にも具体的な対策事例集みたいなSEO対策本もありますが、SEOはGoogleなどが提供する検索の仕組みの一つでしかないので、その場しのぎの対策ではなく、きちんとSEOの目的や概念を学んでから対策事例集を読んで対策をすることをおすすめします!
それでは、また別の記事でお会いできることを楽しみにしております。Shinnchaiでした。
【作成あり】XF16-55mm f2.8で最高に幸せになれた話 ~使用レビュー1年間分~
こんにちは!週末写真家マーケターのさとしです。
本記事では、Xシリーズレンズの大三元の一つである「XF16-55mm f2.8 R LM WR」を約1年間使ってみての評価・レビューをご紹介いたします!
僕は元々大三元レンズ不要派だったのですが、結局買ってしまいました。。。そして、思った以上に幸せになれたので、皆さんにも情報を共有できたらと思いご紹介いたします!笑
XF16-55mm f2.8 R LM WRとは?
XF16-55mm f2.8は、2015年に発売されたXF標準ズームレンズのフラグシップモデルです。
焦点距離全域に渡ってf値2.8を保持し、いわゆる大三元レンズと呼ばれる各社の技術の粋を結集して制作した最高レベルのレンズとなります。
そして画質や防塵防滴を優先したことで、手ぶれ補正がついていないのに、重さは655gとXFの他レンズと比較して重たいレンズとなっています。
詳細なスペックは以下になります!
レンズ名 | XF16-55mm f2.8 R LM WR |
---|---|
レンズ構成 | 12群17枚 (非球面レンズ3枚、異常分散レンズ3枚) |
焦点距離 | 16-55mm (35mm判換算24-84mm相当) |
開放絞り-最小絞り | f2.8 - f22 |
絞り形式 | 9枚 (円形絞り) |
撮影距離範囲 | 広角 : 30cm ~ 望遠 : 40cm ~ |
最大撮影倍率 | 0.16倍 (テレ端) |
レンズサイズ | ø83.3mm×106.0mm (ワイド端) / 129.5mm (テレ端) |
重さ (レンズキャップ・フード含まず) | 655g |
フィルターサイズ | ø77mm |
注目すべきは、12群17枚のレンズ群です!これらのレンズで、球面収差やディストーション、倍率色収差や軸上色収差を抑制して高い解像力を実現しています。
また、Fujifilm独自のナノGIコーティング技術により、斜めの入射光に対しても効果的にゴーストやフレアを低減するような仕様となっております。
XF16-55mm f2.8は何がいいのか?徹底レビュー!!
ここからは、僕が半年ほど使用して感じたXF16-55mm f2.8の評価・レビューをご紹介していきます!
焦点距離16mm~55mm (35mm換算24-84mm) のズームという素晴らしい利便性
XF16-55mm f2.8の素晴らしさは、焦点距離16mm~55mm (35mm換算24-84mm以下これを用います) のズームという利便性があってこそかと思います。
16mm~55mmという焦点距離は想像以上に便利で、通常のほとんどの用途をカバーできます!
焦点距離 16mmを用いた広大な風景
僕が大好きな焦点距離 23mm付近のスナップ風景
焦点距離 35mm付近を用いて目についたものをそのまま写した風景
焦点距離 55mmを用いて被写体を切り取った風景
全ての焦点距離でf2.8という利便性
焦点距離16mm~55mmのズームでありながら、全焦点距離でf2.8通しで使えるという利便性はとても素晴らしいです!
- f値可変のズームレンズよりボケ量を稼げるので、表現の幅が広がる。
- 暗い場所でのシャッタースピードの確保
まとめるとこんなメリットがありますが、 ズームではなく、単焦点を使用する方には「画質よりも、明るいf値による被写界深度の浅さ (=ボケ量が大きい) ことを期待して」の方も多いと思いますが、それがこのレンズは叶ってしまいます!
その結果、広角ながら背景をボカした撮影やポートレート撮影もこれ1本のレンズで可能になります!
素晴らしい解像感と表現力
そしてなんといっても、その解像感と表現力には感嘆してしまいます。。。
特に秀逸なのは、アンダートーンの表現力。アンダートーンの中にも濃淡を感じることができ、積極的に露出アンダーで写真を撮りたくなってしまいます!
美しいボケ
円形絞りを使用しており、とても美しいボケを描き出します。
そのため、開放から積極的に使いたいと思わせられます!
動体も撮影できるAF
fujifilmのLM (リニアモーター) を冠さないレンズよりもAFが速いため、ボディとの組み合わせ次第で動体撮影も可能です!
やっぱり安心な防塵防滴仕様
撮影と決めていた日や旅行が雨の日だったままあります。その時は防塵防滴仕様はストレスなく撮影を行えるので、気分を害することなく撮影や旅行に集中できます!
もちろん、片付ける際のアフターケアは行ってくださいね!最低限水滴は拭き取って片付けてください笑
ずっしりはくるがそこまでに気にならない重さ
fujifilmのシステムは軽量小柄なため、大半の方が重さと大きさはどうなのか?を気にされると思います。
僕はX-H1とXF16-55mm f2.8の組み合わせを旅行に持っていったりするのですが、大きさは少し気になる方もいらっしゃると思いますが、重さは全く気にならないですね! (※ 個人差はあると思います。)
たしかに、他のレンズと比べたらズッシリはきますが、ストレスになる重さではないので多用しております!
むしろ、写りや利便性の高さで幸せにしかならなかったです。。。笑
XF16-55mm f2.8のデメリットは?
大きく重いこと
え、さっき重くないって言ったじゃん!?って思っている方もいらっしゃると思いますが、外出の目的によってはこのレンズの大きさと重さは十分なデメリットになります。。。
通常の旅行や観光は問題ないですが、ディズニーやUSJなどテーマパークの場合は全く適しておりませんので、その場合はサブカメラやiPhoneになるかと思います。ディズニーやUSJだと通常のX-Tシリーズと単焦点の組み合わせも適してないかもしれませんが。。。
手ぶれ補正がないこと
これが一番のデメリットかと思います。僕もこれで悩んだ末、X-H1と同時購入してしまいました。。。笑
手ぶれの解決には三脚という解決法もありますが、室内や夕方、夜など様々なシチュエーションやで撮影した自分にとっては、三脚不可の場所があったり手持ちでしかできない表現ができなくなったり、撮影の幅を狭めることになってしまいますので、とても大切な要素の一つでした。
それに、撮れたと思って後で見返したら手ぶれというのは一番悲しいですし。。。笑
ただ、今はX-T4に手ぶれ補正機能が搭載されましたので、X-T4とXF16-55mm f2.8の組み合わせで最強に幸せになれるかと思います! (お値段は張りますが。。。笑)
ちなみに、X-T4の解説記事はこちらです。
まとめ
ここまでXF16-55mm f2.8を徹底レビューしてきましたが、これを買って幸せになれる方、なれない方をまとめてみます!
- XF16-55mm f2.8で幸せになれる方
- 単焦点の切り替えはめんどくさいが写真のクオリティ優先の方
- XF18-55mm f2.8-4だと望遠端のボケ量が物足りない方
- XF16-55mm f2.8で幸せになれない方
- やっぱり単焦点はロマン!!の方
- 望遠端のボケ量より軽さや携帯性を重視する方
僕は、X-T1と単焦点・XF18-55mm f2.8-4からX-H1とXF16-55mm f2.8を組み合わせることでとても幸せになれました。。。
FUJIFILM 標準ズームレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: エレクトロニクス
また、重さや手ぶれ補正が気になる方は、XF18-55mm f2.8-4やXF16-80mm f4と比べてみるといいかと思います!どちらも素晴らしいレンズなので。 (以下がその記事です!)
それでは、お付き合いありがとうございました!
【待望のX-T4発売】X-T4とX-T3・X-H1の相違点・進化ポイントを検証!
こんにちは!週末写真家マーケターのさとしです。
ついにFujifilmよりX-T4が発売となりました!僕はX-Tシリーズに手ぶれ補正が搭載されないと思い、X-H1に手を出してしまったので嬉しい半面ショックです。。。笑
ただ、気を取り直してX-T4とX-T3との違いについてご紹介いたします!
X-T4がついに発売!
Fujifilmが2020年2月26日に、2020年4月発売予定でX-Tシリーズの最新機種となる「X-T4」の発売発表がありました。
X-T3、X-H1とのスペック比較は以下のようになっております! センサーや画像処理エンジンはX-T3と同じものを搭載しているため、基本機能に大きな差はないと思われます
※ 太字の部分が異なっているスペックになります。
商品名 | X-T4 | X-T3 | X-H1 |
---|---|---|---|
価格 | ¥202,455 (税込) | ¥157,000 (税込) | ¥113,980 (税込) |
有効画素数 | 約2610万画素 | 約2610万画素 | 約2430万画素 |
撮像素子 | X-Trans CMOS 4 | X-Trans CMOS 4 | X-Trans CMOS III |
連続撮影速度 | 約15コマ/秒 | 約11コマ/秒 | 約11コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | 非圧縮RAW:35枚JPEG:110枚 |
非圧縮RAW:36枚JPEG:145枚 |
非圧縮RAW:24枚JPEG:70枚 |
シャッタースピード | 15分〜1/8000秒、 バルブ(最長60分) | 15分〜1/8000秒、 バルブ(最長60分) | 15分〜1/8000秒、 バルブ(最長60分) |
ISO感度 | ISO160~12800拡張時80~51200 |
ISO160~12800拡張時80~51200 |
ISO200~12800拡張時80~51200 |
バッテリー容量(撮影枚数) | 約500枚 | 約390枚 | 約310枚 |
寸法 | 134.6×92.8×63.8mm | 132.5×92.8×58.8mm | 139.8×97.3×85.5mm |
手ブレ補正 | ボディ内5軸補正最大6.5段 |
- | ボディ内5軸補正最大5.5段 |
ファインダー | 0.5型有機ELファインダー約369万ドット (視野率約100%) |
0.5型有機ELファインダー約369万ドット (視野率約100%) |
0.5型有機ELファインダー約369万ドット (視野率約100%) |
液晶モニター | 3.0型バリアングル式タッチパネル付 約162万ドット |
3.0型チルト式タッチパネル付 約162万ドット |
3.0型チルト式タッチパネル付 約162万ドット |
質量(本体のみ) | 約526g | 約489g | 約623g |
カードスロット | デュアルスロットSDカードUHS-II対応 |
デュアルスロットSDカードUHS-II対応 |
デュアルスロットSDカードUHS-II対応 |
動画記録方式 | 4K/フルHD | 4K/フルHD | 4K/フルHD/HD |
X-T4の進化ポイント (X-T3・X-H1比較)
そんなX-T4ですが、X-T3やX-H1に比べて具体的にどこが進化したのでしょうか?
主なポイントを噛み砕いて説明すると以下になります!
- より早く正確なAF
- 待望の手ブレ補正の搭載
- 動画性能の向上
- 新しいオートホワイトバランス「ホワイト優先、雰囲気優先」
- 新しいフィルムシミュレーション「ブリーチバイパス」
- よりパワフルなバッテリー
AFについては大きくは変わっていないと思われるので、その他について詳しく説明していきます!
待望の手ぶれ補正の搭載
何と言ってもこれでしょう!X-Tシリーズに待望の手ブレ補正機能が搭載されました!
補正量は以下の通りです!X-T4もX-H1も全てのレンズで6.5段分補正されるわけではありませんが。。。その話は以下記事を参照ください。
商品名 | X-T4 | X-H1 |
---|---|---|
手ブレ補正 | ボディ内5軸補正最大6.5段 |
ボディ内5軸補正最大5.5段 |
X-T3から65g重くなっていますが、それだけで6.5段分の手ぶれ補正が搭載されるとは素晴らしいです!単焦点レンズに魅力あるラインナップが多いfujifilmのXシリーズにとっては、表現の幅がとても広がる嬉しい機能です。
ただ、僕としましては嬉しくも悲しいと言いますか。。。XF16-55mm f2.8mmと手ぶれ補正の欲しさにつられて去年X-H1を買ってしまったんですよ。。。
いや、X-H1もとても素晴らしいカメラですし、とても幸せなカメラライフを満喫しているんですよ?ただ、X-T3のスペックを進化させたカメラに手ぶれ補正とは。。。買い替えも検討しているくらいです。笑
動画性能の向上
動画性能は、Flogカーブをあてながらのlog撮影、240pでのスロー撮影、リグを組んだ時の使いやすさなど様々な点でX-T4の動画性能の素晴らしさを感じることはできます。
ただ僕は動画撮影をほぼ使用していないので、動画性能に関してはFujifilmの公式HPを御覧ください。
次行きます!笑
新しいオートホワイトバランス
X-T4で新しく搭載された「ホワイト優先、雰囲気優先」のホワイトバランス機能も大きなポイントの一つです。
富士フィルムのオートホワイトバランスは、マニュアルのケルビン設定では再現できない複雑な処理が行われているのですが、そこに「ホワイト優先、雰囲気優先」のオートホワイトバランスが追加されました。
ホワイト優先は白色の再現を優先するホワイトバランスで、雰囲気優先は環境光の影響 (暖色系でより温かみのある雰囲気) を残すホワイトバランスになります!
これによって新しい表現が可能になるので、とても期待しています!
新しいフィルムシミュレーション「ブリーチバイパス」
X-T4で新しく搭載された「ブリーチバイパス」ですが、昔からフィルムに使用されていたいわゆる銀残しという表現手法になります。 この銀残しを簡単に説明すると、彩度を低く抑えつつも、コントラストのある仕上がりの絵となります。
僕はこの表現手法がとても好きで、カメラのカスタム設定でクラシッククロームをカスタムして作っているほどです!
では、実際どのような色になるかはfujifilm公式の説明を御覧ください。 (エルテナとブリーチバイパスの比較が見れます。)
よりパワフルなバッテリー
X-T3は390枚、X-H1は310枚だった撮影可能枚数が、新しいバッテリーにて500枚に大幅に向上しています!
これは本当にありがたいですね〜システムをコンパクトにしたいのにバッテリー数が増えてしまっては元も子もないので。。。
一つ問題があるとすれば、全く新しいバッテリーなのでこれまでのバッテリーが使えない可能性があることですね。
背面液晶のバリアングルは改悪ポイント
僕は基本的にポートレートや風景写真撮影にしか使わないため、背面液晶を使用する際はローアングルやハイアングル時でした。そのため、1動作で液晶の角度を変更できるチルト式はとても便利でした!
今回X-T4は、動画撮影を意識してバリアングル式の液晶としたとのことですが、写真撮影時に上下方向に液晶を動かそうとすると光軸から外れてしまうし、撮影可能な位置に動かすのに2動作必要になります。。。
この部分が写真撮影のストレスにならないかな〜と心配してますし、僕個人としては残念です。。。
まとめ
コンパクトなシステムで素晴らしい画作りができるX-Tシリーズの最新機種。このシリーズに待望の手ぶれ補正機能を搭載したfujifilmは素晴らしい仕事をしてくれましたと言わざるを得ません!笑
僕はそれほどX-Tシリーズへの手ぶれ補正を望んでいましたし、それをきっかけとしてX-H1へ乗り換えてしまったので、今X-Tシリーズに手ぶれ補正が搭載されたX-T4はメイン機として買ってしまうかもしれません笑
値段は20万円と高価ですが、多分僕と同じような思いを持っていた方はいらっしゃると思います。その方は買いだと想ってます笑
ただ、このカメラの登場でX-T3・X-H1なども値段が下がると思うので、型落ち機を購入するのもありかと思います。X-T3もX-H1もとても素晴らしいカメラなので。
それでは、楽しいカメラライフを!
FUJIFILM ミラーレス一眼カメラ X-T4ボディ ブラック X-T4-B
- 発売日: 2020/04/28
- メディア: Camera
FUJIFILM ミラーレス一眼カメラ X-T3レンズキット シルバー X-T3LK-S
- 発売日: 2018/09/20
- メディア: Camera
FUJIFILM ミラーレス一眼カメラ X-H1ブラック X-H1
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: エレクトロニクス
【レンズレビュー】XF60mm f2.4の素晴らしい解像力と携帯性をレビュー
こんにちは!週末写真家マーケターのさとしです。
本記事では、FujifilmのXシリーズのレンズである「XF60mm f2.4 R Macro」を1年ほど使ってみてのレビューをしたいと思います!
- XF60mm f2.4 R Macroとは?
- XF60mm f2.4 R Macroは何がいいのか?
- XF60mm f2.4 R Macroのデメリット
- XF60mm f2.4 R Macroがオススメの人は?
- まとめ
XF60mm f2.4 R Macroとは?
XF60mm f2.4 R Macroとは、2012年にFujifilmのXシリーズレンズとして発売された中望遠マクロレンズです。
重さは215gと超絶軽く、マクロから中望遠の撮影までこなしながらも高い携帯性を誇る使い勝手のいいレンズとなります!
重さも軽く、レンズの大きさも小さいので、X-Tシリーズのみならず、X-proシリーズ、そしてX-Eシリーズにもバランスよく装着できるレンズとなります。
例によって、詳細なスペックは皆さん調べられていると思うので、FUJIFILMのHPを御覧ください。
XF60mm f2.4 R Macroは何がいいのか?
ここからは、XF60mm f2.4 R Macroは何が優れているのか?を作例を用いながらご紹介していきます!
多様な使用用途!ポートレートにも使用できる!
このレンズの一番の良さは多様な使用用途かと思います!
60mmという焦点距離とf2.4という明るさ、そしてマクロレンズという近接撮影性能。これにより、マクロ撮影はもちろん、風景の遠景撮影やポートレートなど様々な用途に使用できます。
高い解像力
被写体の輪郭をパキッと写し撮る素晴らしい解像力を持っています!
そのあまりの解像力のせいで、撮った写真を観るのがとても楽しくなります笑
高い携帯性
重さがわずか215gという素晴らしい携帯性のため、特に出番がないかなーと思っていてもとりあえずカバンに入れるということが可能です!
そのため、急に中望遠レンズやマクロ撮影がしたいとなった時に対応できるので、撮影の幅を大きく広げてくれてます。
単焦点レンズでの撮影時にはなくてはならないレンズです。。。
XF60mm f2.4 R Macroのデメリット
使い勝手のいい素晴らしいレンズですが、デメリットとして上げるなら以下2つかなーと思います。
- マクロレンズとしての性能はXF80mm f2.8の方が高いため、器用貧乏感が否めないこと
- AFが遅いため動体撮影には向かないこと
1について解説しますと、XFシリーズにはXF80mm f2.8という等倍マクロレンズが存在しており、XF60mm f2.4はハーフマクロレンズのため、とにかくマクロ撮影をしたい場合はXF80mm f2.8を選択する方が幸せになれます。。。
しかも、XF80mm f2.8には手ぶれ補正もついてますし。
2については、名前にLMがついていないFijifilmのレンズ全般に言えることですが、AFが遅く動体撮影には向きません。。。
XF60mm f2.4 R Macroがオススメの人は?
これまでのご紹介内容から、XF60mm f2.4 R Macroがオススメの人はスバリ以下の人かと思います!
- 動くものより風景、ポートレートを撮る人
- メインレンズは別にあり、サブのレンズとしてXF60mm f2.4を使用する予定の人
- マクロ撮影はたまーにしかしない人 (マクロ撮影メインなら、XF80mm f2.8一択かと思います。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
重量215gという携帯性で、遠景撮影からポートレート、マクロ撮影までこなすという素晴らしい使い勝手のレンズになります!
僕も出番はないけどとりあえずカバンに入れて、サブレンズとして持ち出しているので、「メインレンズの足りない表現を補う軽いレンズが欲しかった。。。」という方は、最高に幸せになれるかと思います。
ズームレンズがメインとなった今でも、マクロ撮影するかもといった感じでサブレンズとして持ち出しています笑
ぜひ一度手にとってみてください!
FUJIFILM 単焦点中望遠マクロレンズ XF60mmF2.4 R Macro
- 発売日: 2012/02/18
- メディア: エレクトロニクス
www.shinnchai.com